自動車部品のCAD化、よくある事例
1、倣い型、木型を、三次元CAD/CAMに移行してNC機械で製作。
2、倣い型、木型を、三次元CAD化してCADモデリングで変更修正。
3、倣い型、木型を、三次元CAD化してデータベースを作成、次の設計に役立てる。
4、既製品から形状データ取得してCADモデリングデータを生産に利用。
5、既製品から形状データ取得して作成したCADデータを構造解析に利用。
6、図面ない場合に既製品からデータを取得し三次元CADを作成。
■光学式スキャンデータ
・寸法精度、50μ前後。
・可能な材質、自重で変形しないあらゆる材質に対応します。
・スキャン範囲、 スキャン範囲 75㎜~587㎜ 連結スキャン、3次元CADで合成。
■X線CTスキャン
225kV出力 CT装置のスペック (非破壊にて内部の複雑な形状や構造までデータ採取可能です)
スキャン範囲 ・・・ プラスチック、ゴム、樹脂類 250㎜×250㎜
スキャン範囲 ・・・ アルミニウム等軽金属 φ120㎜以下
スキャン範囲 ・・・ 鋳造品、鋳鉄、スチール φ10㎜~20㎜以下
スキャン精度 ・・・ 20μm (0.02) CADモデリング50μ(0.05)前後、形状に変動あります。
450kV出力 CT装置のスペック (非破壊にて内部の複雑な形状や構造までデータ採取可能です)
スキャン範囲 ・・・ プラスチック、ゴム、樹脂類 450㎜×800㎜
スキャン範囲 ・・・ アルミニウム等軽金属 φ200㎜以下
スキャン範囲 ・・・ 鋳造品、鋳鉄、スチール φ40㎜~50㎜以下
スキャン精度 ・・・ 20μm (0.02) CADモデリング50μ(0.05)前後、形状に変動あります。
6MV出力 CT装置のスペック (非破壊にて内部の複雑な形状や構造までデータ採取可能です)
スキャン範囲 ・・・ プラスチック、ゴム、樹脂類 300㎜×300㎜
スキャン範囲 ・・・ アルミニウム等軽金属 φ200㎜以下
スキャン範囲 ・・・ 鋳造品、鋳鉄、スチール φ200以下
スキャン精度 ・・・ 20μm (0.02) CADモデリング50μ(0.05)前後、形状に変動あります。
CTスキャン事例
◆リバースエンジニアリング
◆製品内のクラック、ボイドなど内部欠陥の確認
◆樹脂中に含まれる繊維の分布、配向解析
◆溶接や接着の検査
・三次元形状の取得
・非破壊での内部の確認 などで利用されています。
スキャンデータからリバースエンジニアリングモデリング、3次元CADソフトウェアで使用できます。
エクスポート
ファイル形式<IGES、X_B、STEP、その他>
国内の各自動車メーカーがCAD/CAMシステムの導入を開始したのは70年代から80年代前半とされています。
現在では、ネットワークやホストコンピュータに接続されてたオンラインによる自動車メーカー・部品メーカー間の
CADデータ交換が本格化。
以前は実車を利用して車を壁に衝突させてエアバックが動作するかどうかを試験するなど、
実車を壊して実施されていました。
自動車メーカー各社は,実車の試作以降で発生する問題、設計上の重大な欠陥が見つかり、設計段階からやり直す手戻りを少なくするために,
CAD(Computer Aided Design)を使って部品の3次元デジタルデータで3次元形状を作成し,実社を作る前に見えない事物や現象を映像やグラフ・
表などにして分かりやすくする可視化やシミュレーションする取り組みを進められています。
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