STEP形式
「STEP」データ形式とは、製造業界で幅広く利用される3Dモデルデータの交換フォーマットのひとつです。STEPは「STandard for the Exchange of Product model data」の略で、ISO 10303として国際規格になっています。 。
以下、STEPデータ形式に関連する主な特徴と記載しています:
特徴
- 3Dモデルデータ交換: さまざまなCAD(Computer-Aided Design)システム間で3Dモデルデータを交換する際に利用されます。
- ISO規格: ISO 10303として規格化されており、標準化されたデータ交換を可能にしています。
- 複雑なデータ構造: STEPフォーマットは複雑なデータ構造を持っており、3Dジオメトリだけでなく、製品や現場の構造、材料属性、色、その他のメタデータも含めることができます。
- テキストベースの形式: STEPファイルはASCIIテキストベースの形式であり、.stpまたは.stepの拡張子を持つファイルとして保存されます。
注意
- 互換性: 多くのCADシステムがSTEPファイルのインポートとエクスポートをサポートしています。
- 精度: 他のフォーマットに比べてデータの精度を維持する能力が高いです。
- 情報の豊富さ: 複雑なデータと製品情報を一つのファイルに展開できます。
- 広く採用されています: 業界で広く採用されており、安定したデータ交換を実現しています。
ただし、STEPフォーマットはいくつかの欠点もあります。例えば、ファイルサイズが大きくなりがちであること、また、全てのCADシステムがSTEPファイルの全ての要素を完全にサポートしているわけではないことが挙げられます。
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