AIブームに対応する企業の事業

シャープが撤退を表明した堺液晶工場がデータセンター・半導体研究拠点に
2024年6月、堺にあるシャープの液晶工場がKDDIやソフトバンクのAIデータセンター、
インテルなどの半導体研究拠点に再活用されることが報じられています。
元々日本製鉄関西製鉄所の堺工場がシャープの液晶工場に変わって、
さらにこれからはAIデータセンターや半導体研究拠点に変貌することとなるようです。
AI関連の開発ブームで活況となっている流れを汲むものと考えられます。
これで関西地域に大規模なデータセンターが設けられることになります。
水や電気、クリーンルームなど既存の設備で充実している液晶工場施設を再活用しようということのようです。

データセンターの運営には今後生成AIの充実に伴ってより電力がかかると言われています。
海外のITテック大手のデータセンターは再生可能エネルギーによる運用を計画したりもしているようです。
ただ、再生可能エネルギーだけではなく、
脱炭素な核融合発電などでも電気を賄おうとする試みが始まっているようです。
核融合発電事業はまだうまくいくかは不透明ですが、
うまくいった場合には電力の安定供給を契約する大手ITテックもあるようです。

エッジAIなど端末側で処理するAIと、
生成AIなどサーバー側で処理されるAI関連技術開発が今後より盛んになっていくと見られます。
この大きなトレンドにあわせてプログラミング言語の開発も影響を受けていくものと考えられます。
今後のAI関連の開発は加速していくようです。
AI関連のプログラミングを含めた開発はこの先数年は熱い状況が続くと見込まれます。

東芝はパワー半導体に1000億円投資
電力の制御に使われるパワー半導体。
生成AIブームで生成AI向けデータセンターの増強需要が高まっています。
このトレンドを受けて東芝はパワー半導体製造事業の増強に動く模様です。
近い将来に、大幅な省エネ化が実現できるといわれる光電融合技術、次世代省エネ技術が日の目をみる時機が来ることを期待したいです。