2050年までに温暖化ガス排出実質ゼロが目標になる
温室効果ガス
「温室効果ガスとは、大気圏にあって、地表から放出された赤外線の一部を吸収することによって、
温室効果をもたらす気体のことをいいます。
水蒸気や二酸化炭素などが温室効果ガスに該当します。
このほか、メタン、一酸化炭素、フロンなども温室効果ガスに該当します。
近年、大気中の濃度を増しているものもあり地球温暖化の主な原因とされています。
世界の排出量
世界の主要国の排出量は、2010年時点で二酸化炭素に換算して約427億トンに達しています。
2010年時点での各国の排出量は、中国(23%)が一番多く、それにアメリカ(16%)、インド(5.7%)、ロシア(5.4%)、
日本(2.9%)、ブラジル(2.6%)、ドイツ(2.1%)、インドネシア(1.9%)、カナダ(1.7%)、イラン(1.6%)
と続きます。
日本の排出量
日本における温室効果ガスの排出量は、2007年度に過去最高(二酸化炭素に換算して13億7400万トン)を記録しています。
その後、リーマンショックの影響で、2008年度、2009年度と2年連続で排出量は前年度の水準を下回りました。
2011年の福島第一原子力発電所事故の発生後、電源構成が原子力から火力に変化したため、
2011年度、2012年度と2年連続で排出量は前年度の水準を上回っています。」
(「」、温室効果ガス Wikipediaより引用)
CO2排出権の売買や炭素税が始まろうとしている現状を見ると、
温暖化ガス排出の問題を解決に向けて取り組むことは非常に大事な問題・課題の1つであると考えます。
そしてものづくりの過程で排出されてきている温暖化ガスの問題解決は、その可否が、大きなものづくり企業ほど、
今後の投資を受けるという面で影響を少なからず被るであろうと予測されます。
日本は国土面積の少ない小さな島国であるにも関わらず2010年時点での排出量は世界5位の2.9%排出をしています。
気候変動や温暖化ガス排出削減は大きな環境の問題です。
温室効果ガスと密接につながっているものは何かと考えると、「燃料」と「電気」ではないかと考えられます。
脱炭素の再生可能エネルギーによる電気の調達、化石燃料に代わる水素燃料などが目下一番存在感の大きなものであると考えられます。
ものづくり的にも技術的な仕様の変更によってより具体的に改革が求められていると考えられます。