2023年3月に製造大手賃上げ発表と新技術について
製造大手賃上げ満額回答多く
2023年3月15日、春季労使交渉の集中回答日で製造大手の賃上げの回答が発表されました。
多くが賃上げ要求に満額回答をしています。
エネルギーや食料品などの物価上昇が顕著で、それを考慮した賃上げがなされたかたちとなっています。
大手の経営者の声としては賃金アップを継続的なものにしていきたいとの前向きな声があるようです。
2023年3月16日執筆現在の今後は日本の多くの人が働く中小企業の賃上げが注目されます。
物価が2024年以降落ち着くのではと見ている識者もいます。
今のところは食料品を中心に値上げが続いている状況です。
物価上昇に負けない内需を喚起するためにも持続できる範囲での賃上げが進むことを期待したいです。
2023年3月、米オープンAIが新しいAI基盤技術「GPT4」をリリースしました。
回答の精度が大幅に改善されたと発表されています。
この新しいGPT4は有料版のChatGPTで使えるようになるといいます。
今後AIの基盤技術の活用についてはより深い検討・検証が行われていくことが考えられます。
AIの基盤技術を脅威と捉える人もいれば、使用にあたっての深い配慮をした上で活用してみたいと考えている人もいます。
また、企業のAI基盤技術活用にあたってはそのルールや環境整備づくりが加速している最中であるということがまず考えられます。
様々な知的生産活動にAIの基盤技術は影響を与えていくと考えられます。
また、量子コンピューターのクラウドを介しての活用も始まろうとしています。
スーパーコンピューターでも膨大な時間がかかる計算を量子コンピューターはわずかの時間でこなすポテンシャルがあるといいます。
日本においても理化学研究所が3月9日、2023年3月末からクラウドを介してネットで使用できるようにすることを表明しています。
2023年3月はAI基盤技術や量子コンピューターなど、人々の知的生産活動を向上させる可能性のある新技術の実装、配備が進むことが報じられています。
ものづくりにおいては化学・創薬・素材や材料などの開発にこれらの新技術がますます活用されていくことが考えられます。