1月2日の空港での事故とジェット燃料について

(イメージ画像、航空機)

燃えやすい飛行機向け燃料、ジェット燃料
2024年1月2日、正月休みに羽田空港のC滑走路で海上保安庁の飛行機と日本航空のジェット機が衝突する事故が起きました。
「ジェット燃料は航空用のジェットエンジンに使用する燃料です。
JIS規格においては航空タービン燃料油と呼びます。
ジェット燃料は天然の原油を精製して得られる成分を主体に構成し、
市販されている灯油やガソリンに幾分近い性質を備えているといいます。」
(「」、ジェット燃料 Wikipediaより引用)

飛行機の燃料については、国土交通省によると、
ピストンエンジンには航空用ガソリンを、タービンエンジンにはジェット燃料を使うそうです。
日本航空のジェット機はタービンエンジンであるため、事故後火災で燃えてしまったのは、
タービンエンジンに使用するジェット燃料が事故で燃え拡がったことによるものと考えられます。
事故後の日本航空のジェット機に搭乗していた人全員が無事避難に成功しており、
海外メディアも日本航空のスタッフの対応を称賛する報道がなされました。
衝突した後の日本航空の飛行機の機体は激しく燃え、
消火活動を受けていたものの、ほぼ全焼となってしまいました。
ジェット燃料はより燃えやすい性質を持っていることを改めて実感させられました。

ジェット燃料とは「ケロシン系ジェット燃料」とも呼ばれます。
引火点はガソリンより高いそうですがガソリンと同等に燃えやすく使用上の安全注意が求められるようです。

新たに導入が進むとみられる航空燃料
GXグリーントランスフォーメーション・脱炭素化に向けてこれから地球にやさしい燃料の研究・開発が進むと考えられます。
航空燃料の将来に向けての選択肢の一つとしてSAFが挙げられます。
SAFとは「Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)」と呼ばれる燃料の略称です。
今後SAFの航空機への採用割合が少しずつ拡大していくのではないかと考えられます。