鴻海精密工業のEV共同開発
鴻海精密工業について
「鴻海精密工業は、台湾に本社を置く、スマートフォンや薄型テレビなどの電子機器を受託生産する
EMS企業の世界最大手です。
EMSとは(Erectronics Manufacturing Service)の略です。」
(「」鴻海精密工業 Wikipediaより引用)
鴻海精密工業は2020年10月にEV電気自動車開発計画を発表しました。
鴻海のEV開発にはマイクロソフトやサムスングループも加わっています。
この鴻海のEV共同開発は世界の数多くのメーカーや企業が参加を表明しています。
またその中から鴻海精密工業のEV共同開発に多くの日本の企業が参加することが報じられています。
日本でも一流の大手企業が参加を表明しているようです。
デジタル家電やパソコン・スマホなどのITの先端品を受託製造するメーカーがEV生産事業に参入する
ことのインパクトは大きいようです。
スマホ・タブレット・PC製造などはいわゆる「水平分業」型の産業構造で最先端を行っています。
スマホやタブレット・PCなどに搭載する最先端半導体や部品や製品は設計を専門とする会社から、
TSMCや鴻海精密工業などが受託生産を行って製造することで供給を支えています。
EV電気自動車の量産も今後鴻海が実現化していくとするとEV産業分野においてその影響力は大きいと
考えられます。
日本のクルマメーカーが代表的である四輪車製造分野における垂直統合型のピラミッドの産業構造は
変革されていく可能性があるといいます。
鴻海のEV共同開発の参加企業は一流の企業やメーカーが参加に名を連ねており、本格的にEV電気自動
車を開発・生産・供給・普及していくと考えられます。
水平分業型にせよ、垂直統合型にせよ、より多くのメーカーがEV製造・開発・販売を通じて生き残れ
れば良いと考えます。
変化に対応しつつ、その流れの中で良い部品や製品をつくりだすことで良い流れを掴んで欲しいです
。