自動車、変わる潮流
(画像、イメージ)
EV向け駆動ユニット、イーアクスル
イーアクスルとはモーターとインバーターと減速機を1つにまとめた駆動ユニットのことです。
2022年中にアイシンが安城第一工場で生産を開始すると表明しています。
加えて、2025年、2027年をめどに電費性能を上げていく計画であるといいます。
トヨタ系以外では日本電産のイーアクスルが先行し、いち早く大胆な投資で注目されています。
日本電産は中国での生産にも先行して挑んでいます。
EVは自動車の脱炭素化の要と目されており、重要なものづくり分野です。
今後業界の地図がどのように変化していくのか注目です。
2030年にバッテリーEVを年間350万台販売するという目標を掲げているトヨタ自動車。
当然トヨタ系の部品、製品メーカーも生き残りをかけて創意工夫が求められてきます。
長年進化を遂げてきたトランスミッションはガソリン仕様車の規制によって潮目が変わってきています。
しかし、一部の自動車愛好家の方にとっては惜しいことかもしれません。
水素エンジン仕様車などで代替できないものかと期待してしまいます。
日本ではHVハイブリッド車も電動車として認められるそうです。
それでも人馬一体とも評されるエンジンとトランスミッションの技術の生き残りの道は確かにあるのか将来がどうしても気になります。
世界でも欧州は気候変動問題・脱炭素化へ向けて真剣に制度や仕組みを検討しています。
いち早く再生可能エネルギーの導入が進み、自動車の脱炭素化も大きな課題となってきました。
再生可能エネルギーの主電源化の未来への繋ぎとして、原子力と天然ガスを持続可能な存在として欧州委員会は認めようとしています。
日本は今のところ火力発電に大きく頼っています。
地球温暖化ガス排出削減が主たる目的で、インフラも自動車も大きな転換を迫られてきています。
新しい時代は環境志向に向かおうとしています。
大きな収益を上げる企業などの存在が、余った利で地球の将来を開拓していく、そんな流れなのかもしれません。
地球環境のための対応は急務です。
自動車関連メーカーの将来もより良い未来が開けていけばよいと願う次第です。