絞り技術
<例>絞り技術の部品
現物のデータから3次元データ作成
「絞り技術」、板金加工の一種で、金属の板材をプレス機やダイ(型)を使って、連続的または段階的に成形し、立体的な形状にする加工技術です。主に円筒形や球状、複雑な曲面形状の製品を作る際に用いられ、自動車部品、航空機部品、家電製品、キッチン用品など幅広い分野で活用されています。
絞り技術の種類
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単純絞り(Deep Drawing)
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平板の金属をダイとパンチで押し込み、カップ状や円筒形に成形する。
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絞り比が高いと、複数回の工程が必要。
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引き絞り(Redrawing)
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一度絞った製品をさらに引き伸ばして、より深い形状にする。
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反転絞り(Reverse Drawing)
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絞った後、反対方向に絞り直し、特定の形状を実現する。
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アイアンニング(Ironing)
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円筒形の側面を薄く均一にするための加工で、飲料缶の製造などに利用。
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胴膨らまし(Bulging)
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内部圧力や機械的力を加えて、側面を膨らませる加工。
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絞り加工の特徴
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利点
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高い精度と強度を持つ部品を一体成形できる。
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溶接や組み立て工程を削減できるため、製造コストを低減できる。
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滑らかな曲面や複雑な形状の成形が可能。
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課題
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金属の破断やシワ、薄肉化が発生しやすい。
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潤滑剤や適切なダイ設計が必要。
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材料によっては加工が難しい(金属の延性や硬度による制限)。
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AI・ロボットによる絞り技術の自動化
最近では、AIや協働ロボットを活用して絞り加工の最適化が進められています。
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AIの活用
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シミュレーションによる最適なプレス条件の設定
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不良発生予測とリアルタイム調整
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材料のばらつきを考慮したダイの動的制御
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協働ロボットの活用
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ワークの自動セット・搬送
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プレス後の製品検査・品質管理の自動化
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多品種少量生産への対応
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絞り技術とAIやロボットを組み合わせることで、より高精度で効率的な生産が可能になります。
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