空気電池の新製品開発について
(画像、イメージ)
空気電池とは
「空気電池とは正極活物質として空気中の酸素、負極活物質として金属を用いる電池の総称です。
金属空気電池とも呼ばれます。
燃料電池の一種として分類されています。」
(「」、空気電池 Wikipediaより引用)
FDKについて
「FDK株式会社は古河グループの電子部品や電池などを製造するメーカーです。
現在は富士通の連結子会社です。
FDKは旧社名である富士電気化学(Fuji Denki Kagaku)に由来します。
製品では電池を取り扱っており、マンガン電池・リチウム電池・リチウム二次電池・ニッケル水素電池など各種電池を生産しています。」
(「」、FDK Wikipediaより引用)
2019年3月中旬にFDKの独自の空気電池の開発成果が報じられました。
空気電池は正極が酸素を活用するため電池の中では最軽量になるとされています。
ただ酸素を使って性能低下を防ぎながら使用するための電池の仕様構成の開発課題があります。
FDKはそういった性能低下の課題をクリアする水素を酸素と化学反応させて電気をつくる独自の空気電池を開発しました。
このニュースを受けてFDKへの投資が注がれ、株価も上昇しています。
リチウムイオン電池、全固体電池、空気電池など日本国内でも電池に関する技術開発が進んでいます。
これらの各種電池はリチウムイオン電池が現在広く普及して使われており、主流です。
しかし将来的には電気自動車向けの次世代の電池として全固体電池が、モバイル機器・IoT機器・ドローンなど向けに最軽量の燃料電池である空気電池が注目されています。
他にも電力インフラの蓄電システム・蓄電池向けの電池製品の仕様開発も重要です。
電池の開発は現在でも多彩な研究・開発となっているようです。
新技術や次世代技術への成果が見られる企業には、積極的な投資が注がれます。
そうしたニュースを見て、工学的な開発や発明、新技術や次世代技術の推進は現代いは欠かせないものなのだと痛感する次第です。
電池の将来は具体的にはまだ読めません。
ですが開発も進み、成果も報じられることはグッドニュースであると感じます。