環境問題が改めて訴えかけている変革について
GXとは
GXとはグリーントランスフォーメーションの略です。
気候変動を抑える目的で地球温暖化ガスの削減と同時に産業競争力の維持・開発などを推し進めていく取り組みであると考えられます。
日本はDXデジタルトランスフォーメーションとともにGX推進を唱えています。
脱炭素においては日本のメーカー企業も積極的に対応を計画していたり、
実現数値目標を前倒しするメーカーも見られるようです。
脱炭素化技術で主役と目されてきているのが太陽光・風力などによる再生可能エネルギーによる発電技術等です。
COP27
2022年11月エジプトのシャルムエルシェイクでCOP27が開催されました。
COP27とは第27回国連気候変動枠組み条約締約国会議の略です。
会議では産業革命前に比べて平均気温の上昇を1.5度未満に抑えることを目標としています。
それには2030年までに世界で再生可能エネルギーへの投資が約4兆ドル必要であるとCOP27で実行計画が定められました。
また石炭火力による発電を段階的に削減し、化石燃料への補助金は段階的に廃止するとも定められています。
具体的に実行計画に数値や%でどれだけ地球温暖化ガス排出削減ができるのかが最も重要な焦点の1つでした。
シャルムエルシェイクでのCOP27合意文書では2030年までに地球温暖化ガス排出を2019年比43%削減する必要があるとしています。
また、他にも島しょ国などから気候変動に伴う海水面上昇や豪雨などの水害・災害の損失と被害に対する支援が必要として新たな基金の設置が合意されました。
北欧などの国では豊富な化石燃料資源を輸出して原資を得て、大幅なEV化を推進している国などもあるようです。
ただ実際は急速充電設備周辺で渋滞が起きたり、電気代が跳ね上がったりしていて実際の運用面でも問題点も浮き彫りになってきていたりもするようです。
日本は火力において発電効率を改善してきていたり、より温暖化ガス排出の少ない火力に地道に挑戦を続けている面もあります。
今後各国のエネルギー、電源構成は国際的な議論の的となると考えられます。