東芝のAIによるオンライン授業の字幕化
2020年6月9日、10日に東芝がオンライン授業などのコンテンツに独自の音声認識AIを使って、
オンライン授業の音声に対応して自動で字幕化する技術が紹介されました。
筆者はテレビのニュースで初めて知りました。
テレビで実例の動画を見て感動しました。
先生がスピーチを始めると、動画中の先生の音声の後にすぐ右側の画面でそれを字幕化してくれるという技術です。
これはかなり素晴らしい技術ではないかと考えられます。
我々日本の現代人は書籍やPCやスマホで活字に親しんでいる文化があるため、
字幕化された正確な活字がしっかり動画に合わせて表示されることで、
オンライン授業を受講するに向けて非常に理解度が上がるのではないかと考えられます。
AIは新型コロナウィルス禍の中でも、かなり利活用が進んでいます。
例えば新型コロナウィルスによる肺炎の画像診断を画像認識AIにディープラーニングさせて、
画像を速く正確に間違いが限りなく少なく診断する技術を開発したといいます。
こちらは音声ではなく画像をAIが自動で認識して診断するという性質のものです。
ちょっと中長期的に考えれば、音声認識AIや画像認識AIの進歩には、それらの延長線上に
視覚障害や聴覚障害を持つ方々へのAIや様々なデバイス(パソコンを含む)の中身に
かなり良い影響を与えて結果を出していくかもしれません。
新しい生活様式に対応する中で生まれる負の問題を解決してよりよくする知恵が生まれてきているのだなと感心します。
東芝のAIによるオンライン授業の字幕化はITに関連する技術ですが、教育の中身の充実化を支援するものづくりともいえるのではないかと考えられます。
PCやサーバーに供給する情報(オンライン授業などの動画コンテンツ)の高度化は
製造されているノートPCやスマホがより必需品・キーデバイスとなって機能できる舞台を用意することだと考えられます。
それはものづくりに対するより高度な貢献ということになるのではないでしょうか。