新たな生成AIやアプリの近況
中国発生成AI、「DeepSeek」の米国で2025年1月下旬ダウンロード数ランキング首位
2025年1月末、中国のDeepSeekという生成AIの人気に火がついていることが報じられています。
先行している他社生成AIに比べて廉価で性能も良いと注目され始めています。
DeepSeekの初期開発費用は日本円で約9億円と驚くほど投資額が安く抑えられているといいます。
先端回路設計のGPUなど最先端半導体製品の中国企業への供給が規制されている状況下で、
いかにして高度なAIの開発・普及に成功したのかと衝撃が広がっています。
2025年1月下旬、米大統領トランプ氏がソフトバンク、オラクル、オープンAIの代表者と、
AIへの投資計画スターゲートプロジェクトを表明してまもなくのタイミングでした。
米国市場では衝撃が広がり、生成AI向け先端半導体を設計・供給してきたエヌビディアの株が一時急落したことも報じられました。
生成AIの進化は扱う情報量や質を求めて開発各社それぞれ独自の開発手法を模索しています。
日本国内ではサカナAIという企業が比較的小規模なAIを連携させて性能・精度を上げていく手法を探って開発を進めているといいます。
DeepSeekが9億円で性能の良い生成AIを開発できたことは、
日本国内でも優れたAIの開発実現の可能性があることを明示してくれているのかとも考えられます。
米国のTikTok事業を米マイクロソフトが合弁を検討していることが2025年1月下旬報じられました。
TikTokの運営企業は中国企業であることから米国内で懸念視され米国内でのTikTokアプリの使用が一時制限されていました。
ですが2025年1月下旬執筆現在のところトランプ大統領の指示によって米国内でも再び利用できるようになっているようです。
優れた生成AIやアプリのヒットによってテクノロジーのトレンドの方向性も変化していくようです。
現在、成熟したIT製品に日々触れる人々によって開発・活用され、そうした流行の影響によって、
身近な生活や製品が生まれ変わっていく、そうした時代の1側面をあらわしているのであろうかとも考えられます。