メーカーの創意工夫
最近コロナ禍で主要生産部品を見直し、新しい需要に対応した製品の製造・開発に挑む
クルマ向け部品メーカーがいくつも登場しています。
クルマだけにとらわれない製品製造のビジョンはコロナ禍のなかで重要度が増しています。
クルマは中国の市場が回復傾向にあります。
国内では若干厳しいという見方が多いです。
近況ではトヨタ自動車は販売戦略を積極的に練って打ち出してもいます。
そんな中でもテレワークによる需要と5Gに関する需要は堅調です。
こうしたテレワーク向け製品や5G通信向け製品の電子部品にものづくりのスポットが当てられています。
自社の得意分野で新たな需要に沿った新製品を開発することはコロナ禍で予測しづらい状況では大切です。
有機ELディスプレイ
日本産有機ELはJOLED(ジェイオーレッド)というメーカーが生産する独自の有機ELパネル製品です。
「印刷方式」という製造法で完成された製品です。
LGやサムスンが先行している有機ELディスプレイですが、これらは「蒸着方式」という製造法で完成させた製品です。
2020年直近ではアップルが韓国製の有機ELディスプレイをiPhoneの最新機種に搭載予定であることが報じられています。
JOLEDの有機ELディスプレイの販路はどうなっていくのか心配です。
身近なところではまず日本車の車内のディスプレイにJOLED製の有機ELディスプレイが搭載されたら良いなと考えます。
ものづくりでいうと中部地域ではクルマと飛行機に関係する製造メーカーが多い特徴があります。
特に飛行機関連はコロナ禍の影響を直に受けており大変です。
水害や災害がこのところ日本国内でも頻発している状況を鑑みると飛行機にも創意工夫の試みが欠かせません。
人の移動に使うだけではなく製品やモノを載せる物流に飛行機も積極参加しようとしている流れもあります。
運ぶモノに関しては常に入れ替えや工夫の余地があるかと考えられます。
非常時にも大切な知恵やノウハウがモノの流れの中でも生まれてきそうでもあります。