トヨタ系のクルマメーカーの自動運転に向けた新会社設立について

(画像、交差点、イメージ)

トヨタ系製造メーカーの動きについて
トヨタ自動車はデンソー、アイシンと自動運転技術開発の新会社を2018年3月に設立しました。
トヨタ自動車はデンソー、アイシンと「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスド・ディベロップメント」という自動運転ソフト開発をする新会社を設立しています。
他にも、アイシン精機はデンソーとクルマの電動化の新会社「ブルーイーネクサス」を2019年春に発足しました。
デンソーやアイシン精機、ジェイテクトを含めた4社でも自動運転ソフト会社「ジェイクワッドダイナミクス」が2019年4月に発足しています。

上記のようにクルマメーカーが積極的に自動運転のための開発を急いでいることが見てとれます。
機械工学、電子工学、電気工学、情報工学の融合、つまりメカトロニクスと機械工学とのバランスをとっていくことは自動車メーカーにとっては今後欠かせない技術分野・領域になってくるのではないかと筆者は考えています。
メカトロニクスとは機械工学、電子工学、電気工学、情報工学の技術的な融合をさせる分野です。
半導体の塊になるといわれている自動車の未来にとっては重要な工学の分野であると考えます。

他方では、クルマは部品などがそれぞれ1つ1つ長年の工夫と生産技術の蓄積でできている面もあります。
ですので未来のクルマは、機械工学と他の新しい工学分野との融合と調和が求められてくると考察されます。
これは簡単なことではないと考えられます。
良いモノを生みそれを生かすだけではなく、良いモノを「残す」、残していく、そういうプロセスも非常に難しく、大切であると考えられます。

また、部品を開発・製造している側は、クルマだけに製品を供給する考え方だけでは、豊かな将来が築けない場合もあると考えられます。
それはより多くの方面にそれぞれの自社製品・技術・素材を生かしていく生き残りの創意工夫が必要不可欠になってくるということになるのではないかと考えられます。

自動車製造メーカー大手の会社内でAIなど自動運転に向けた研修を受けさせている企業もあります。
バランスのとれた工学が近年派生し、発展を急速に遂げている新しい工学知識やノウハウやスキルが開発現場に求められてきています。
教育などとの結びつきもこれからは積極的に考えていくことも手ではないかと筆者は考えます。