シャープのAIoT家電から考える

(画像、イメージ)

AIoTとは大手メーカー企業SHARPシャープが、
「AI人工知能Artificial IntelligenceとIoTモノのインターネットInternet of Thingsを組み合わせてつくった造語」です。
例えば冷蔵庫や調理家電などでIoT家電として期待されている新たなサービスです。
英語版のWikipediaによると、
「AIoTとはモノの人工知能で、人工知能テクノロジーとモノのインターネットインフラストラクチャを組み合わせたものです。
より効率的なIoT運用を実現し、人間と機械の相互作用を改善しデータ管理と分析を強化します。」とあります。

ユーザー側はレシピや広告をAIoT家電のネットを通じて取得したりすることができ、
メーカー側はAIoT家電から膨大なデータを蓄積して管理・分析ができるようになるといわれています。
また、レシピに対応した食材をネットを介して注文でき、食材を無駄なく購入・調達したりすることもできるようになるそうです。
上記のようないわゆる「フードテック」はこれからIoTデバイスが普及していくため成長が期待されている分野です。
フードテックはアメリカで先行しているといいます。
自動車などの自動運転に比べて食や調理に関する情報は危険に陥る心配が少なく情報としても比較的安全です。
生活や消費をスマートにしてくれると考えられるため、有意義なのではないかと考えます。

世界が抱える問題として食糧の安心・安全、安定した調達は課題です。
SDGsとして掲げる17の目標のうちの3つ、貧困をなくそう、飢餓をゼロに、すべての人に健康と福祉を、などが食の将来にも関わってくるかもしれません。

食に限定することができ、膨大な数のAIoTの家電から集められたデータはより有効活用できる点で大きなアドバンテージがある感じがします。
豊かな食を支えるサービスの一分野としてフードテックが期待されます。
また、他の生活家電の領域でもフードテックに匹敵するサービスの将来が切り開かれていく可能性があります。
データ解析や分析・活用はこれから新しい仕事として注目されており、そうした仕事に詳しい人材には一定以上のニーズがあるといいます。
シャープが独自のAIoT家電を通して便利で豊かな情報のやりとりをしていくことについてはこれから注目すべきであると考えられます。