トヨタ自動車9月生産4割減
トヨタ自動車は8月19日、9月の自動車世界生産を40%削減すると発表しました。
東南アジアの新型コロナウィルスの感染拡大で部品の調達が停滞しているためだといいます。
東南アジアの工場などからの部品供給の停滞を受けて国内の工場の一部の稼働を停止する計画であるといいます。
自動車メーカー各社は半導体不足を理由に減産計画を発表しています。
その中でトヨタは生産を維持していました。
今回のトヨタの生産削減は東南アジアのベトナムやマレーシアでのコロナウィルス感染拡大による部品生産の停滞が主な原因であると発表しています。
6月までの売り上げ業績が好調だったトヨタ自動車。
トヨタ自動車としては、この生産削減スケジュールは織り込み済みであったといいます。
年度の生産計画は変更なしで生産量を計画しているともいいます。
東南アジアで部品の生産停滞の影響を受けているのはトヨタ自動車だけではありません。
ホンダや三菱自動車、マツダや日産なども生産計画の減産の影響を受けています。
新型コロナウィルスの近況
日本国内も2021年8月中旬執筆現在、新型コロナウィルスのデルタ株の感染拡大に歯止めが利かない状態です。
工場でクラスターが発生した場合には保健所と相談しながら対応して稼働する必要があります。
第5波と呼ばれているデルタ株の感染拡大はこれまでの感染拡大ペースをはるかに上回るかたちで感染が拡大しています。
デルタ株の感染拡大は世界的な規模で広がっており、感染対策は急務となっています。
日本国内でも感染による工場の操業への悪影響が無いように感染対策は徹底していかなければなりません。
デルタ株はウィルス量が従来株よりも1000倍ある感染ケースもあるようで相当警戒が必要です。
ワクチン接種も進んでいますが、ワクチンを二回接種していても感染する、いわゆるブレークスルー感染の事例もみられます。
工場での製造体制の維持運営だけではなく、日々の生活の営みや経済の営みを考えても、
新型コロナウィルス、デルタ株の感染対策は世界的にもたいへん重要となっています。