冷却ファンの仕組み

<例>ファンの羽根の3dスキャン

現物の羽根から3DCADデータ作成


 

冷却ファンはとてもシンプルですが、効率よく熱を逃がすための重要な役割を果たしています。


🔧 冷却ファンの基本的な仕組み

1. モーター(回転の源)

冷却ファンの中心には小型のモーターがあり、電力を受け取って羽根を回転させます。

2. 羽根(ブレード)

モーターに接続された複数の羽根が回転し、空気を送り出します。この空気の流れが熱を運び去ることで、冷却が行われます。

3. 吸気と排気

ファンは熱い空気を吸い込み(または押し出し)、外部の冷たい空気と入れ替えることで、温度を下げる役割をします。


🌬 冷却ファンのタイプ

タイプ 特徴 用途例
軸流ファン 軸方向に空気を流す。効率が良く静音性も高い PC、家電
遠心ファン 横から吸って、直角方向に排気する エアコン、掃除機など
クロスフローファン 広範囲に均一な風を送れる 複写機、空気清浄機など

🔥 なぜ冷却が必要?

電子機器や機械は動作中に熱を発生させます。この熱を放置すると、

  • 性能低下

  • 機器の寿命短縮

  • 最悪の場合、故障や発火のリスク

になるため、冷却ファンはこれを防ぐために使われています。

 

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