AIインフラへの投資と市場の期待値修正の局面

生成AI投資
米GAFAM、Google・Amazon・Meta(旧Facebook)・Apple・MicrosoftといったITテック大手が、
データセンターなど生成AI関連の大規模な投資計画を打ち出しています。
生成AIサービス向けの投資は進めるよりやらない方のリスクの方が大きいと見ている経営者もいるようです。
日本国内でも米大手テックのデータセンターの設置の計画が進んでいます。
いわゆるAIインフラへの投資です。
生成AIの現状としては、電力消費が大幅に増えると予測されています。
日本国内のデータセンターの消費する電力の供給力を増強していくために、
関東圏などの電力会社が送電網の増強を計画している模様です。

生成AIサービスを技術で支えるエヌビディア・TSMC
生成AIのサービスを支えているのはGPUなどの専門チップを開発・設計している米エヌビディアです。
エヌビディアが設計した半導体チップを受託製造するのは台湾のTSMCです。
経済の状況を慎重に掴もうとしている専門家や投資家の方はエヌビディアの業績・業績見通しを参考にしているようです。
人工知能AI開発への期待から膨らみ続けていた資金は、エヌビディアの業績見通しが堅調でも、
AI関連技術の期待の過熱感もあって期待値の修正が最近になって働いているとも言われています。
ただ経済・半導体製造の業界にとってはエヌビディアの業績がいまだに堅調で次世代チップの生産も順調に進んでいくと見られており、
今後当面は人工知能AI関連の技術開発は前進していくと考えられているようです。
米IT大手は生成AIサービス向けに巨額の投資に踏み切っており、
そうした投資の資金が今後のサービス展開や事業で無事に回収できるのか心配の声もあがってきているようです。
CPU・GPU・NPUなどの半導体チップの開発・技術は、生成AI向けデータセンターだけではなく、
端末側、スマホやパソコンなどでのAI技術の採用への技術水準を目安にまたより進歩していくと言われています。