蛍光灯の生産終了、LED照明化へ
2027年までに蛍光灯の生産・輸出入終了
環境省によると蛍光灯の製造・輸出入を2027年までに、
段階的に廃止することが決定されています。
これに対応してパナソニックも蛍光灯の生産を2027年末に終了することが発表されています。
照明はLED化
現在一般向け照明の6割程度、LED照明が普及しているといいます。
LED照明は2010年代に入って急速に普及しました。
それでも2024年で6割程度の普及で、
いまだに蛍光灯を使用している建物もまだあると考えられます。
蛍光灯の生産が全面的に終了することを考えると、
照明のLED化はさらに進むと考えられます。
低消費電力かつ長寿命であるLED照明があまねく普及すると、
その分だけかなりの省エネ化が期待できると考えます。
LED照明について
「LED照明は発光ダイオード(LED)を使用した照明器具のことをいいます。
LEDを使用しているため、低消費電力で長寿命といった特徴を持ちます。
定格範囲内で使用する限り発光素子自身は比較的長寿命であり、
熱による劣化が寿命の決定要因となります。
LEDは、1970年代から普及している発光素子です。
当初は赤色や黄緑色といった、比較的波長の長い光しか出すことができませんでした。
その後、1990年代に青色LEDや純緑色LEDが発明されたことにより、光の3原色が揃い、
一般的な照明に求められる白色の発色が可能となったため、
照明としての応用が始まり、照明器具の主力光源となっています。」
(「」LED照明 Wikipediaより引用)
日本では、LED照明に関連して、
高効率青色発光ダイオード(LED)を発明した赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏がその功績を評価され、
2014年のノーベル物理学賞を受賞しています。
この青色発光ダイオードの発明によって照明のLED化の量産・普及が進むこととなったようです。
青色発光ダイオードの発明は20世紀中には難しいのではないかと専門家・技術者の中で言われていました。
その状況を打破し、見事青色発光ダイオードの発明、実用化までに至れたことは、
工業的に見ても大変すばらしいことであったと考えられます。