ケーシングとハウジングの相違

機械やポンプのケーシング(casing)とハウジング(housing)は、いずれも機械の部品を保護し、安定させるために使用されますが、いくつかの違いがあります。

ケーシング (Casing)

目的: 主に内部の流体やガスを囲み、制御するために使われます。ポンプやタービンなどでよく見られます。

構造: 流体の流れを管理するために特定の形状やパスを持つことが多い。

材料: 流体の種類や圧力に応じて、特定の材料(例えば鋳鉄、ステンレス鋼など)が選ばれる。

使用例:
・ポンプケーシング: ポンプのインペラを囲み、流体を適切な方向に導く。
・タービンケーシング: タービンのブレードを囲み、ガスや蒸気を効率的に流す。

ハウジング (Housing)

目的: 主に機械部品を保護し、機械全体の構造を支持するために使われます。ベアリングやギアボックスなどでよく見られます。

構造: 主に保護と支持が目的で、内部の部品が適切に動作するためのスペースを提供。

材料: 構造的な強度が求められるため、通常は強度の高い材料(例えば鋼、アルミニウム合金など)が選ばれる。

使用例:

・ベアリングハウジング: ベアリングを支持し、外部からの力を分散。

・ギアボックスハウジング: ギアを内部に保持し、外部からの衝撃や汚染物質から保護。

主な相違点

機能の焦点: ケーシングは流体の制御に重点を置き、ハウジングは機械部品の保護と支持に重点を置きます。

設計と形状: ケーシングは流体力学を考慮した特定の形状が求められ、ハウジングは機械的な強度と保護が求められます。

材料の選定基準: ケーシングは流体の特性に応じた材料が選ばれる一方、ハウジングは機械的な耐久性と強度を考慮した材料が選ばれます。

このように、ケーシングとハウジングは似た役割を持ちながらも、使用目的や設計思想が異なります。


 

入り組んだ形状をCTスキャンで採取

流体を適切な方向に導く検証の解析等の利用

 

工業用CTスキャン事例