生成AIとPC、スマホの近況

オープンAIのChatGPTの近況
2023年4月25日、米オープンAIは、ChatGPTに設定でAIとのやりとりが履歴として残されないようにできるよう設定の機能の更新を発表しました。
履歴が残らない設定にすればオープンAIがAIを改良する際のデータとしても使用されないといいます。
オープンAIが不正な利用を調べるため、30日間保存された後、データは完全に削除されるそうです。
設定はユーザーがいつでも変更が可能であるといいます。
これを受けて2023年4月28日、
イタリアでChatGPTを一時利用禁止としていましたが、その使用禁止措置を解除したと発表しました。

スマホの2023年1~3月期の状況
米調査会社IDCが4月27日に発表した2023年1~3月期のスマホの出荷台数が前年同期比14.6%減の2億6860万台となっています。
ただスマホ全体としては減少傾向であるものの、アジアなどの新興市場でアップルのiPhoneの売り上げは予想を上回る好調であったようです。

米マイクロソフトは4月25日、2023年1~3月期の売上が前年同期比7%増であったようです。
PCの世界出荷動向では2023年1~3月期前年同期比29%減の5690万台だったようです。
アップルのMacではおよそ4割減であったといいます。

専門家の意見の中には米アップルのM1チップの性能が良すぎたため、買い替え需要が抑えられているとの指摘もあるようです。
2023年中に発表されると言われているM3チップの製品の性能・仕様次第で今後のPC製品の買い替え需要がまた変わってくるかもしれないともいいます。

今後、補助的に活用する生成AIの活用が一定以上進むと考えられます。
欧米ではしっかりとした規制をかけなければならないという識者の意見も多いようです。
少子高齢化が見込まれる日本では、リスクや問題のない範囲での生成AIの活用は歓迎されているのではないかと感じます。
ただG7関係国などの間でAIの活用ルールが今後継続的に話し合われるようです。
その内容によってAI規制の中身が定まってくるかもしれません。
また、国際的なデータのやりとりのルールや規制・法の中身も充実していく可能性もあると考えられます。

2022年後半まで自動車分野の革新がメインなのではと感じていた中で、新たに生成AIの開発という大きな流れが来ています。
ただChatGPT等大規模言語モデルと呼ばれる生成AIの活用にはサーバーなどに多くの高性能な半導体が必要となると言われています。
精度の向上を持続させていくには相当な投資も必要となるようです。