<例>金型入れ子データ
金型の設計において、複数の部品が組み合わさって成形を行う構造のことを指します。主に以下のような目的で使用されます。
入れ子構造の特徴とメリット
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交換が容易
- 摩耗しやすい部分(キャビティ、コア)を独立させ、交換可能にすることで、金型全体を作り直す必要がなくなります。
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精度向上
- 高精度な部品だけを交換できるため、金型の精度を維持しやすくなります。
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メンテナンス性向上
- 破損した部分のみを交換・修理できるため、ダウンタイムが短縮できます。
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多品種対応
- 共通のベース金型に異なる入れ子をセットすることで、異なる製品を成形でき、コスト削減につながります。
入れ子構造の主な種類
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キャビティ入れ子
- 成形品の形状を決める部分を入れ子化し、取り外し可能にしたもの。
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コア入れ子
- 内側の形状を形成するコア部分を独立させた構造。
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インサート入れ子
- 一部分だけ入れ子化し、摩耗や変更が発生しやすい部分を交換可能にする。
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ユニットモールド
- ベース金型を共通化し、入れ子を入れ替えて複数の製品を製造できる設計。
活用事例
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プラスチック成形(射出成形)
自動車部品や家電製品など、多品種の製品を一つの金型で生産する際に活用。 -
ダイカスト金型
高圧で金属を流し込むため、摩耗が激しい部分を入れ子化し、交換可能に。 -
プレス金型
打ち抜きや曲げ加工の際に、異なる形状の入れ子を組み込んで対応。
金型の入れ子構造を活用することで、メンテナンス性やコスト効率を向上させ、製品の品質管理がしやすくなります。