自動車のハブ

<例>自動車のハブデータ


自動車のハブ(ホイールハブ)は、車輪を取り付ける重要な部品であり、車軸(アクスル)とホイールを連結し、回転運動をスムーズに伝える役割を果たします。以下に、ハブの基本的な構造を説明します。


1. ハブの基本構造

(1) ハブボディ

  • ホイールを支える中心部分の金属製の部品。
  • ホイールベアリングを内蔵し、車輪のスムーズな回転を助ける。
  • ホイールナットまたはボルトでホイールを固定する。

(2) ホイールベアリング

  • ハブの中に組み込まれた回転軸受。
  • 車輪が低摩擦で回転できるようにする。
  • ベアリングの種類:
    • テーパーローラーベアリング(トラックや商用車に多い)
    • ボールベアリング(乗用車に多い)
    • ハブユニットベアリング(一体型でメンテナンスが容易)

(3) ハブフランジ

  • ホイールを取り付けるための円盤状の部分。
  • ホイールボルトやナットを取り付ける穴がある。

(4) スプライン(スプラインシャフト)

  • 駆動車(FF、4WD)の場合、ハブにはドライブシャフトと噛み合うスプラインが刻まれている。
  • エンジンの駆動力を車輪に伝達する。

(5) ハブボルト / ハブナット

  • ホイールをハブに固定するためのボルトまたはナット。
  • 車種によってはボルト式(欧州車)とナット式(日本車・米国車)がある。

2. 駆動方式とハブの違い

  • FF(前輪駆動)・4WD(四輪駆動)
    • ハブにドライブシャフトが通る。
    • ハブベアリングは高い耐久性が求められる。
  • FR(後輪駆動)
    • フロントは非駆動輪なので、単純な回転軸として機能。
    • リアは駆動輪用のハブを使用。
  • 非駆動輪(FFのリアやFRのフロント)
    • シンプルな構造で、回転を支えるだけのハブ。

3. 近年のハブ技術

  • ハブユニットベアリング
    • ベアリングとハブが一体化し、交換が容易。
    • センサ内蔵型(ABS・トラクションコントロール用)が主流。
  • 軽量化と高剛性化
    • アルミ合金や高強度鋼を採用し、軽量化と耐久性向上。
  • 電動車向けハブ
    • EV(電気自動車)ではインホイールモーターを組み込んだハブも研究中。

自動車のハブは、車両の走行性能や安全性に関わる重要な部品であり、適切なメンテナンスが必要です。