油圧制御装置

油圧制御装置にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる用途や機能に応じて設計されています。

1. 圧力制御弁

  • リリーフバルブ: システムの圧力が設定値を超えると、油をタンクに戻すことで過圧を防ぐ。
  • リデューシングバルブ: システム内の特定の部分で圧力を低く保つ。
  • シーケンスバルブ: あるアクチュエータが動作した後に次のアクチュエータを動作させる。

2. 流量制御弁

  • スロットルバルブ: 油の流量を調整することで速度を制御。
  • 流量制御バルブ: 一定の流量を維持する。

3. 方向制御弁

  • 電磁弁: 電気信号によりバルブの開閉を行い、油の流れの方向を制御。
  • パイロットバルブ: 操作力を小さくして大きな流量を制御。

4. チェックバルブ

  • 逆止弁: 油が一方向にのみ流れるようにする。

5. 複合制御弁

  • 比例弁: 圧力、流量、方向を連続的に制御。
  • サーボ弁: 高精度な位置決めや速度制御を行う。

6. アキュムレータ

  • ガスアキュムレータ: 圧縮ガスを利用して油を蓄える。
  • バラストアキュムレータ: バラスト(水や重り)を利用して油を蓄える。

これらの装置は、油圧システムの効率と安全性を向上させるために使用されます。

流れ方向回路の3Dデータ採取にCTスキャン利用
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