歯車モジュール

<例>歯車データ


モジュールは歯車の設計において重要なパラメータであり、同じモジュールを持つ歯車同士は適切にかみ合います。標準的なモジュールには、0.5, 1, 1.5, 2, 2.5, 3, 4, 5, 6, 8, 10 などがあり、JIS(日本工業規格)で規定されています。

モジュールの役割

  • 歯車の大きさを決定
    同じ歯数なら、モジュールが大きいほど歯車も大きくなります。
  • 歯車のかみ合い
    モジュールが異なる歯車同士はかみ合いません。
    (例:モジュール2の歯車とモジュール3の歯車は組み合わせ不可)
  • 加工の基準
    歯車の加工ではモジュールを基準に工具が選ばれます。

関連するパラメータ

  • ピッチ円直径(d):基準円の直径。
    d=m×zd = m \times z
  • 円ピッチ(p):歯の間隔。
    p=π×mp = \pi \times m
  • 歯の高さ:一般的に
    • 全歯高さ = 2.25×m2.25 \times m
    • 歯元高さ(かみ合う部分) = 2.0×m2.0 \times m
    • 歯先高さ = 1.0×m1.0 \times m

モジュールの選び方

  • 小さいモジュール(m < 1):精密機器(時計、ロボット、精密減速機など)
  • 中くらいのモジュール(1 ≤ m ≤ 5):一般機械(工作機械、自動車のギアなど)
  • 大きいモジュール(m > 5):重機、風力発電機、大型設備など

モジュールは歯車の設計で最も基本的な要素の一つなので、使用する用途に応じて適切な値を選定することが重要です。